【2020年 東京女子プロレス】東京プリンセスカップを瑞希が2連覇

東京女子プロレスが毎年夏に開催している「東京プリンセスカップTPC)」。8月29日に開催された新宿FACE大会で中島翔子を下し、昨年度優勝した瑞希が2連覇を成し遂げた。』

 

 と、新聞調に書くとタイトル含めこんな出だしで始まるのでしょう。タイトルで瑞希の記事かと感じた方には謝るよりほかありませんが、この後試合の詳細や選手コメントを拾っていくとそれらしさが増します。仕事でもないので堅苦しい文章は書きませんが。

 

 さて、11.7TDH大会、マジラビがベルトを賭けて初勝負。昨年のDDT両国大会で中島vs坂崎が歩んできた歴史を感じさせてくれたので、ある意味今回は「個」を重視した試合になるのかもしれません。

 

東京女子プロレス「プリンセスカップ」集客数

 ひとまず試合の振り返りなどよりも先に集客数を見ていきます。数字の参照はDDTオフィシャルHP(https://www.ddtpro.com/results)に公開されているものです。

 

①8月8日(神田明神ホール)未発表

②9日(同)未発表

③10日(同)未発表

④15日(同)未発表

⑤29日(同)未発表

 

 コロナ禍において、客席を間引くのは当然とはいえ観客発表なしは驚き。大体座席は1席飛ばしの印象だったので直近の同会場に入った観客を半分で割ってみます。2018年12月27日に行われた神田明神ホール大会は「239人(超満員)」。

 低めに見積もって200人で満員だとして100人が制限人数だとしましょう。

 新宿FACEは適当なDDTの大会から引っ張ったところ「351人(満員)」なので、ざっと180人がキャパと想像。

 コロナ前なら雑に計算して1200人ほどが会場で観戦できたはず。さらに連戦も含めれば普段の大会にはなかなか来られない地方ファンも駆けつけることができ、1500ほどに数字を伸ばしたかもしれません。

 ①~④400⑤180①~⑤580

 それが580人。ちなみに7.23の後楽園大会は490人。普段なら1000人超えは当たり前の大会なのでコロナの恐ろしさをなんとなく感じます。売上的な面での。

 売り上げはチケットの金額と枚数がわからないので触れませんが会場費とJASRAC、そのほか諸々諸経費を考えると…

 そういえばJASRACって「会場に何人入ったか」ではなく「会場に何人入るか」で楽曲利用料を徴収してくるそうです。このコロナ禍においてその制度が変わっていないならヤベェ仕組みですね。

 さて試合の現地観戦者数はこんなもんでしょうがレッスルユニバースを考慮すると、どうなるかわかりません。もしかしたらNOAHファンも見てるかもしれないですしね。

 

試合の所感

 これを第一試合から振り返ると大変面倒なことになるので一部だけ。

中島翔子対桐生真弥

 今回準優勝をした中島翔子。試合順を決めるくじ引きやTwitterでさんざん桐生選手を挑発して言葉通り勝って見せたのはさすがの一言。

 この試合は桐生が中島の羽根折りや無人在来線でタップせずにしのぎ切ったというのが大きく光っていた気がする。攻撃力で劣るなら後は耐え抜いてチャンス狙うしかないんですかねぇ…

 スパインバスターはかけてすぐエビ固めに持っていけそうなところ、かけて離れてしまうのはもったいないかなぁと思ったり。

 

乃蒼ヒカリ対山下美優

 序盤の空気から優勢なのは乃蒼だったと思ってたんです…モーションが少ないスカルキックがずるいょ…組みつく必要がなく、気が付いたらかかとが襲ってくる恐ろしさ。

 10分時点で変形のエビ固めでもたついたところもあったけれど、その前の変形ヨーロピアクラッチで終わったと思ったんですよマジな話。

 あとトラースキック本邦初公開!全俺が泣いた。もう少し蹴りやヒザが欲しいところなんですよね。投げ技は裏投げが東京女子の中でも最高峰の威力があるのは前哨戦後の山下のコメントでもわかる通りで。

https://www.ddtpro.com/universe/videos/7892

のメイン、竹下対クリスのクリスが出す丸め込みや固め方なんかは見たことがある気もするし…特に2時間22分のあたりは裏投げで返された後にガッチリ勝ちに繋げられそう。

 カナディアンバックブリーカーとかバズソーキックとか指踏みから膝ぶち込んだり…来年は技も磨きがかかって増えてたり優勝してしまうんだろうなぁ…

 

 ところで試合見に行けずごめんなさい…夜道気を付けるので襲わないで…