板橋大会の振り返り

12.27板橋大会

 まず大雑把にいい大会だった。そんな大雑把も大雑把な感想誰も期待していない事は火を見るより明らか。次に行こう。

・観客数

12.27 202人(満員)

11.09 207人(満員)

10.26 226人(超満員)

 

 全て直近3回の板橋グリーンホール大会の際の公式発表。

 どう集計を取っているのか不明ではあるけれど、もぎった半券を数えれば性格な数字が出ると思うので公式の数字は正確でしょう。疑ったらキリがない

 恐ろしく久しぶりな夜興行。自分が参加した中では高梨将弘主催興行の後だけだったので本当に異例といってもいいんじゃなかろうか。しかし年の瀬というか大抵の会社にとって仕事納めの日にも関わらず、普段とほぼ変わらない集客をして見せるのだから、東京女子というコンテンツがいかに強いのかが良くわかろうというもの。

 年始に某一位団体のなんかヤベェ規模のアレがある影響なのか、外国人多めだった気がしないでもないけど、まあ普段からちらほらいるような、いないような。でもやっぱり多かったかも。ここらへん坂崎選手あたりなら物販人気で実感を持っていてもおかしくないかな。

・当日の試合とその感想

①◯上福ゆきvs猫はるな(5分16秒)フェイマサーからの片エビ

 なんだか会場の暖房効きすぎじゃねぇかなぁが一番大きい印象だった。試合は、やっぱり猫選手もう少し速く動ける様になったり、何か特徴がないとこのまま猫の格好した面白レスラーで終わってしまいそうだなぁ…って感じ。

 上福選手は最近決まってなかったフェイマサー決まりましたね。まあ猫には負けられないですよね。

②◯まなせゆうなvs舞海魅星(7分13秒)鈴木ダイナミックからの片エビ

 カードが発表された時点でパワー対決なのわかってるじゃないですかヤダー!

 とか思っていたけれど、序盤は存外じっくりとした攻防。終始まなせ選手が優位だったのは間違いないかなぁ…ヘッドロックを執拗に極めていったのは対万喜戦以来見ていない気がしたので驚いた。あの極め方が少しゆるい気もしたので、今回は舞海がどれくらいやれるのか確認する意味もあったのかなぁ。

 しかし舞海は速い。そもそも別に巨漢タイプじゃないけどパワーと素早さが同居しているのは単純に脅威でしかない気がする。まなせ選手にこそ当たり負けしてたけれど、下手するともう渡辺選手はいけるんじゃ…ラリアットもあの威力。中堅の実力を手に入れるのにそう時間はかからなさそう。

③◯沙希様vs原宿ぽむ(9分34秒)YSL

 どうぽむが勝つのかわからない。勝ったらすごいと思ってたけど、結果自体はやはり沙希様の勝利。おふらんすに帰国する前に誰かシングルで負かさないモンかなぁとか夢想したけど、勝てる相手って限られすぎてて今回のカードで出せそうなのって瑞希選手、中島選手、まなせ選手くらい?

まあよく似た赤井沙希選手の7番勝負で中島選手はまだ可能性あるし楽しみにしてよう。

 ぽむ選手は中〜終盤に掛けてびっくりするほど奮起したと思う。重い打撃によく絞まる細い手足…原宿ぽむデビュー10周年興行なんてあったらメインでもう一度見たい

④◯中島翔子&らくvs瑞希&⚫︎鈴芽(9分57秒)ノーザンライト・SH

 らくの頭!?が最初の感想。正直チェキ行くか迷った。行かなかったけど。ずるくねぇかなぁそれ!あと大怪獣のおやエク、可愛さがエグい。

試合終わって、髪飾りがしっかり生き残ってたのを見て、もっと動けるんじゃとか思ったけど、よくよく思い返すと中島選手はトップロープによく絡まってるなぁ…普通たぶん取れるモンじゃないんだよアレ!

 試合としては鈴芽が先輩に向かっていく印象を受けた。ただ瑞希が中島の対応にだいぶん追われていたのか、終盤でらくの脅威に気が付いたのか、最後はダブルアームDDTからのNRSHで3カウント。

 これまでの試合を見ていると本当にやばい時の奥の手が当たるまで追い込んでからのダイビングセントーンなのかなぁって思っているので、鈴芽がセントーン喰らう日を楽しみにしてる。

⑤メインイベント

①◯天満(爆れつブルドック)⚫︎渡辺

②◯坂崎(ミルクラッチα)⚫︎山下

③◯伊藤(ダイビングビッグヘッド)⚫️乃蒼

 まず1戦目で爆れつがベルト奪取へ大きく一歩前進した形。渡辺としても爆ブル返しておけば対戦相手のフィニッシャーを1つ潰せたと思うので、これが後々の明暗を分けるかもしれない。

 坂崎と山下は途中まで山下優勢の勢いだったけれど、スキをついてがっちり丸め込まれてしまうとやはりキツイらしい。なんとなく急ぎ気味のカウントだった気がしなくもないけど、技ありの美しいミルクラッチαだったもの。

 伊藤の勝因は間違いなく4wayだったこと。最後の坂崎の宇宙人プランチャで助けに入れる他の選手を釘付けにしつつ、自軍は他3人がフリーの状態で伊藤にフィニッシャーを打たせる。これは坂崎の試合勘がなせる技だろう。だから推しは負けてねぇ!

 乃蒼もファイナルカットが体重の乗った一撃だったし、各種ブラッシュアップが見て取れる。ただ裏投げだけはどう考えても対策されているので、他に何かないと…

裏投げの体勢からどこか極めにいったり、DDTに移行するとか…

 なんにせよ、インターの鍵を握っているのは、関節技ではないかと思ってる。もしくは伊藤の腹部への攻撃。

 思い返せば9.28からずっと伊藤に負けて悔しいって言っていた乃蒼。今回は勝つだろう。万喜がどうこうじゃない。結局何もかも自分のため。乃蒼が腰に巻くのか、肩にかけるのかはわからないけど、「腰に巻くのはなつぽいとやって防衛してからです」ってマイクが目に浮かぶ。